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AirTagと「他の紛失防止タグ」との違い【ペットや浮気調査に使える?】

2021年4月23日

AirTag

本記事を読むべき人

  • アップルの新製品「AirTag」に興味を持っている人
  • 「何がスゴイの?」と斜めに構えている人
  • ストーカーの悪用など、プライバシー面を懸念している人

「見つける天才」とAppleホームページでも強気に打ち出されている、忘れ物防止タグのAirTag(エアタグ)。

2021年4月21日に発表され、メディアやSNSで「ついに来た」「最強」と話題になっています。

…が、既にある他の紛失防止タグと何が違うのかよくわからず、Appleバイアス感を否めません、

とういうことで、今回はAmazonでも見つけられる他の製品との「違い」にもフォーカスしつつ、AirTagを紹介していきます。

 

やっぱりすごかったです、AirTag。Appleならではの機能が満載です。

 

 

本記事の編集者

本記事の作成者

 

そもそもAirTagとは

AirTag

引用:Apple Inc.

忘れ物や落とし物を防ぐための「タグ」

AirTagは「探しものトラッカー」や「紛失防止タグ」といわれる、モノを探す機能が付いたAppleの製品です。

この分野の商品は既に多く出回っているので、かなりの後発となります。

 

押さえるべき基本機能

    • Appleの「探す」機能で位置を特定できる
    • ブザーを鳴らし、対象物を見つけることができる
    •  + α
AirTagの使い方

かなり正確な位置を示してくれる。

 

お手持ちのApple製品(iPhoneなど)とBluetoothによって繋げることによって、位置を特定することができます。

「探す」機能でMacやApple Watchなどの場所を探すことができますが、その機能を「自分の好きなモノ」に付与できる、という認識で大丈夫です。

 

AirTag

こんな感じで失くしやすいモノに付けることで、iPhoneの「探す」アプリで位置を特定することができる。

 

何億人ものAppleユーザーが探してくれる

とはいえ、これだけなら既に発売されている他のタグと同じです。

AirTagの(個人的)最大の特徴が、他のAppleユーザーがこのタグが発する電波を検知して教えてくれるんです。

 

AirTagとiPhone

 

通常、Bluetoothの範囲外にいってしまうと検知できなくなるのですが、他のAppleユーザーがAirTagの検知範囲(=Bluetooth範囲内)に入ると、所有者のデバイスに通知がいく仕組み。

日本では携帯・スマホ利用者の半分近くがiPhoneユーザーのため、ほとんどのエリアをカバーしているといっても過言ではないはず。

参考

「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」によると、日本では41%がiPhoneユーザー。※対象:18歳~69歳の男女40,000人

引用:MMD研究所

 

日本地図

日本なら、どこで失くしても見つかりそう…。

 

プライバシーはしっかり守られる

AirTagと探すアプリ

 

第三者が検知、と聞くと「個人情報が拾った相手に見られる?」と不安になりますが、その点はさすがApple。

位置情報は暗号化されるため、プライバシーはしっかり守られるそうです。

 

Appleならではの特徴

  • 世界中のAppleユーザーが探し物を見つけてくれる
  • 「探す」アプリ上で簡単に調べることができる
  • プライバシーも守られている

 

AirTagの基本スペック

バッテリーは1年以上

Apple Watchのように毎日充電が必要だったら…と少し不安だったのですが、充電なしで1年以上使えるようです。

バッテリーはコンビニでも売っている「CR2032電池(ボタン電池)」で、自分で交換できるとのこと。

しかも交換のタイミングになるとiPhoneに通知が来るので安心です。

 

耐水性能あり

P67等級の耐水性能と防塵性能を備えています。

iPhoneと同じように完全防水ではない点だけ注意ですが、通常の雨風なら余裕で凌げます。

 

価格はお手頃…とは言えない

価格は1つ3,800円(税込)で、4個入だと12,800円(税込)と少し安くなります。

刻印サービスは無料なので、プレゼントに良さそうです。

アクセサリーの「キーリング付きセキュアホルダー」と「ストラップ付きセキュアホルダー」がいずれも1,580円。

ちなみに「Hermesラゲッジタグ」は53,800円とさすがなお値段です。

AirTagのアクセサリー

左がHermesラゲッジタグで53,800円
右がBelkinキーリング付きセキュアホルダーで1,580円

 

小さく、そして軽い

  • 直径:31.9 mm
  • 厚さ:8.00 mm
  • 重量:11 g

11gがどれくらいかというと、単4電池1つ分か、500円玉と50円玉を足した重さくらいです。

専用キーホルダーくぉつけると多少重くなりますが、ほとんど気にならないレベルかと。

 

ペットに、子供に、そして浮気調査に使えるのか

ペットの首輪に付けたり、子供に持たせたり、はたまた浮気調査に利用したり…など、いろいろな使い方を思いつきます。

GPSを利用したトラッカーとは違い、このAirTagは屋内に強い特徴があるためです(近くにAppleユーザーがいればOK)。

そこで疑問なのが、「人やペット」に使うことができるのか?ということです。

 

使い方によっては「悪用」もできるのでは…?

AirTagの悪用

 

気になって調べてみたところ、どうやら上手くいかないようです。

  • ペアリングされたiPhoneから一定時間離れるとAirTagから音が鳴る
  • 自分が所有していないAirTagが近くにあると「AirTagが見つかりました」とiPhoneに表示される

つまり、Apple側もプライバシーを考慮して「人に持たせる」といった使い方ができないようになっています。

 

補足1

音がなる機能は、ペアリングされたデバイスから離れて3日後に鳴る仕様とのこと。

ただ、もしかしたらUpdateがあるかもしれません。

 

補足2

Apple側も、AirTagは「モノを見守るために設計した」と説明。

子供を追跡したい場合は、Apple Watchのファミリー共有設定を利用するのが良いとのこと。

また、ペットに付ける場合は「自分のBluetoothが通じる範囲内で」と説明しています。

参考:Fast Company

 

 

結局、他の紛失防止タグと何が違うのか

「探す」アプリ

 

通常の紛失防止タグは「Bluetooth通信」によるものなので、有効範囲が限られています。

多くが20〜60m、なかには150mと長距離のものもありますが、とはいえ自宅などの自分周辺がメインの使い方になります。

 

これまでのTagの使い方

    • 自宅で「あれ、鍵どこいった」という時に「ピピ」っと鳴らして見つける
    • スマホと一定の距離が空くとブザーがなり、事前に忘れ物を防いでくれる

 

一応、有効範囲から外れてもスマートフォンと最後に接続した場所をアプリ上で見つけられるので、おおよその地点を調べることができます。

ただ、下記の場合は追跡することはできません。

  • 誰かが拾い、移動
  • 電車の中で落とし、電車自体が移動

この問題を解決するために、各社ごとにタグを検知するための「アクセスポイント」なるタグスポットを駅や商業施設などに設置しています。

 

Wifiスポットのようなものですね。とはいえ、AirTagの場合はAppleユーザーが「スポット化」のするので、規模感が違います。

 

AirTagのネットワーク

 

Amazonでも買える他の製品の特徴

世界で最も使用されているトラッカーTile

 

Tile

引用:Amazon

 

全国の主要都市にある約30,000台 のタクシーや、東急線全線88駅に「Tileアクセスポイント」を設置し、コミュニティを広げていっています。

現時点では世界最大の落とし物コミュニティを有していますが、アップルが加わったいま、どうなるのか…。

 

小さくて人気のMAMORIO Spot

MAMORIO

引用:Amazon

 

Tileと同じように、MAMORIOも「MAMORIO Spot」というものが日本各地の主要駅をはじめ、タクシー会社、バス会社などに設置されています。

ですがこちらも、AppleのAirTagと比べると圧倒的に「対応エリア」が狭くなります。

※必ず駅やタクシーでなくす訳でもないので。。。。。

 

シールタイプもありますが、利用用途は限られると思っています。

 

いかがでしたか?

車の鍵や海外旅行時の貴重品につけるなど、いろいろと応用が効きそうで楽しみです。

そしてAppleの公式動画も相変わらずおしゃれです。

 

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