本記事を読んでほしい人
- NotionにGoogleカレンダーを表示させたい人
- 公開範囲を「自分だけ」「特定の人だけ」「一般公開」と変えたい人
- 仕事のGoogleカレンダーを、プライベートのNotionに連携させたい人
NotionとGoogleカレンダーを連携させ、Notion上でいつでも予定を見ることができます。
カレンダーの公開範囲も「自分だけ」「特定の人だけ」「一般公開」と変更ことができます。
逆に設定を間違えると情報が漏れしてしまう危険があるので、既に連携済の方もこの機会に設定を見直してみましょう。

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本記事の概要・目次
本記事の編集者
Googleカレンダーで連携の準備をする
新規カレンダーを作成
まずGoogleカレンダーを開き、「他のカレンダー」右横にある「+」 をクリックしてください。
今回は連携用に新しくカレンダーを用意してみます。
新しいカレンダーを作成 をクリック。
名前 のところに好きなカレンダー名を入れ、カレンダーを作成 ボタンを押してください(名前は後で変えられます)。
すると画面下に「"◯◯◯◯" を作成しました」と表示されるので、設定 をクリック。
ここからカレンダーの公開範囲によってやり方が変わりますが、まずは自分だけが見られる状態 = 一番安全な方法で進めます。
カレンダー設定画面でURLを取得

カレンダーの設定画面は、カレンダーを選択して「設定と共有」をクリックしても開けます。
カレンダーの設定画面を下にスクロールすると、「カレンダーの統合」という項目がありますので、このカレンダーの公開URL のURLをコピーしてください。
たったこれだけです。他の記事では「一般公開して誰でも利用できるようにする」方法を紹介していますが、チェックは入れないでください。
※「公開URL」と記載されていますが、実際はしっかりと公開範囲が絞られますので安心してください。
次はNotion側の設定となります。
NotionでGoogleカレンダーを埋め込む
Notion側での設定方法
Googleカレンダーを表示させたいページを用意し、任意の場所に先程コピーしたURLを貼り付けます。
上記画像のように選択肢が3つ表示されますので、下の「Create embed」をクリックしてください。
少し読み込みを待つと、カレンダーが表示されます。
カレンダーのサイズ(縦と横幅)は自由に変えることができます。
カレンダーの四方にカーソルを近づけ、ドラッグして任意の場所まで広げることができます。
他にも「週」「月」などの表示形式や、見たい月の指定など、Googleカレンダーと同じような動作が可能です。
次に、まだGoogleカレンダー上で予定を登録していないので、実際に予定を入れてどのように反映されるか見てみましょう。
例として、このように予定を入れてみました。
色がグリーンの予定が、今回Notionと連携しているカレンダーです。
自分(本人)が開いた場合の見え方
Notionに戻ると、連携させたカレンダーだけが表示されているのがわかります(Googleカレンダーで「グリーン」の予定だったもの)。
もし表示されない場合はNotion側でページを更新してください。
では、これで本当に公開範囲が制御できているか確認してみましょう。
他人が開いた場合:Googleにログインしていない
Googleにログインしていない「他人」がアクセスすると、上記のように何も見ることができません。
公開設定の有無関係なく、Googleカレンダーを見るためには「Googleアカウントにログイン」している必要があるためです。
補足
上記の見え方は、下記条件で行っています。
- Notionページは一般公開(誰でも見れる)
- Googleカレンダーの公開範囲は自分のみ
他人が開いた場合:Googleにログイン済
Googleカレンダーは表示されますが、予定が何も入っていない状態です。
「カレンダーの表示権限がないため、予定を表示できません。」と表示されている通り、しっかりと権限の制御ができています。
完成したサンプルを実際に見る
私のNotionの一部を一般公開しているので、そこでGoogleカレンダーを見ることができます。
※スマートフォンで開くと上手く表示されないことがあります。PCから確認してください。
Googleカレンダーの公開範囲を変更する
大きく3つのパターンがあり、それぞれ解説していきます。
- 自分だけが見られる状態にする(プライベート用)
- チームで共有したり、特定の人と共有する(仕事用など)
- 一般公開したNotionに合わせ、カレンダーも一般公開する
自分だけが見られる状態にする(プライベート用)
「カレンダー設定画面でURLを取得する」で紹介した方法です。
カレンダーの設定画面で何も変更せず、「カレンダーの統合」にある「このカレンダーの公開URL」 のURLをNotion側に貼り付けるだけです。
アクセス権限 > 一般公開して誰でも利用できるようにする にチェックマークを入れないでください!
チームで共有したり、特定の人と共有する(仕事用など)
Googleカレンダーの設定画面で、特定のユーザーとの共有 > + ユーザーを追加 をクリックします。
共有したい人のメールアドレス(Gmail)を入力します。
既に連絡先を知っていれば(Google上に登録していれば)名前でもOKです。
また、チームで共有したい場合はメーリングリストを登録すると、リストに登録されているユーザー全員が見られるようになります。
対象者のメールアドレスを入力すると、次は権限範囲を指定します。
- 予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示):予定の「枠」だけ表示され、内容が見れません(何かの予定がある、ということだけ)。
- 予定の表示(すべての予定の詳細):登録した情報をすべて見れます。基本はこれを選べば問題ありません。
- 予定の変更:予定の追加・編集・削除ができます。
- 変更および共有の管理権限:オーナー(自分)と同じレベルの権限を付与します。
特定のユーザーとの共有 に先程追加したメールアドレスが表示されれば完了です。
一般公開したNotionに合わせ、カレンダーも一般公開する
カレンダー設定画面の アクセス権限 > 一般公開して誰でも利用できるようにする にチェックマークを入れます。
「警告」とポップアップが出ます。
ポップアップに書いてある通り、誰でもカレンダーの予定を見たり検索したりできるようになります。
これはセキュリティ的にも良くなく、Notionのテンプレートとしてサンプルを見せたい時や、企業やショップの営業カレンダーとして一般公開する時しか使わないと思います。

よくある勘違い
アクセス権限 > 一般公開して誰でも利用できるようにする にチェックマークを入れたとしても、「Notionページを公開していなければ、誰も見れないでしょ?」と考えてしまいがちですが、違います。
確かにNotion自体にはアクセスできませんが、このカレンダーのURLは一般公開されています(Googleのパスワードがなくても入れる状態)。
偶然見つける、なんてことはほぼないと思いますが、「Webサイト上に存在する」こと自体良くないので、特に仕事で利用する場合は絶対にNGです。
Notion側で予定の編集・削除をする方法
今回ご紹介した方法は、あくまでGoogleカレンダー → Notionの一方通行のため、Notion側で予定を追加したり編集したりすることができません。
連携を双方向にしたい場合は、Todoistというタスク管理ツールを間に噛ませる必要がありますので、以下の「Todoistで「Notion × Googleカレンダー」連携を最適化する方法」を参考にしてください。
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参考Todoistで「Notion × Googleカレンダー」連携を最適化する方法
以上となります。
こういった情報管理ツール・メモアプリを使っていると、つい「可能な限り情報を集約したい」といろいろと試したくなります。
Googleカレンダーもその一つかと思い、是非参考にしてください。
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