メルカリなどのフリマアプリを利用すれば、お手持ちのスマホ(特にiPhone)を高額で売ることが可能です。
使用期間が1年で綺麗な状態であれば、元の金額の7〜8割(10万円であれば、7〜8万円)、2年であれば4〜6割の金額で売れます。

ちょっとした工夫をすることで「より」売りやすくなるので、今回はそのテクニックをご紹介します。
本記事の編集者
フリマアプリが圧倒的におすすめ
売る場所の選択肢は大きく4つ
- フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)
- 中古買取りショップ
- 家電量販店(ビックカメラなど)
- Apple公式の下取り
買取ショップは見積もり通りにはいかない
傷などがなく、付属品もあり、本当にキレイであれば「2」〜「3」の買取でもOKです。
見積もりは「新品のような最高の状態」をベースにしているので、実際の買取金額は大幅に下がることは覚悟してください。
Apple公式の下取り
「Apple Trade In」という、対象となるデバイスをオンラインまたは近くのApple Storeで下取りに出すと、新しいデバイスの購入価格から下取り額分が割引されます。
一番確実で、手間もかからない方法ですが、金額のことを考えるとフリマアプリ一択です。
【簡単】スマホを高く売るための「10個」のポイント
フリマアプリで実際にiPhoneを購入する人は「スマホに詳しい人」が多いです。
そのため「判断材料」も把握しているので、それらの情報がないとスルーします。
その情報を確実に押さえていきましょう。全て簡単なので安心してください。

1. 妥当な値段をフリマアプリ上で調査する
フリマアプリには同じ商品が大量に出品されているので、金額設定を間違えるとスルーされます。
まずは検索機能を使って市場調査をしましょう。今回はメルカリを使って「iPhone12」を売る想定で進めます。
検索ボックス > ブランドから探す
ブランド > Apple
絞り込み > で細かい条件を入力していきます。
カテゴリー > 家電・スマホ・カメラ > スマートフォン/携帯電話 > スマートフォン本体
商品の状態 > 近いものをチェック
※大体の場合「目立った傷や汚れなし」で問題ありません。
配送料 > 送料込み(出品者負担)
販売状況 > 売り切れ
※実際に売れた金額で見るのがポイントです。
一度これで「完了」し、検索しましょう。
まだ機種名を選択していないので、旧機種やスマホケースなどが入ってしまっています。
機種名を画面上段の検索BOXに入れ、絞り込みます。
※この時、カテゴリーで選んだ「家電・スマホ・カメラ・スマートフォン本体」と下に書かれた選択肢をセレクトしてください。
次に紛れ込んでいるスマホケースや昔の機種を除外します。
いろいろと方法はありますが、最低金額設定が簡単でおすすめです。
価格 > Min(最低金額) に、「対象機種としてありえない下限の金額」を入れましょう。今回の場合「¥40,000」としました。
これで大体絞れました。
あとは色や容量、状態で値段が変わってくるので、対象モデルの平均値を出してみましょう。

2. 箱や付属品はできる限り入れる(売るために取っておく)
箱があるだけで売れやすくなる
フリマサイトなら+500-1,000円くらいになります。
箱が大きいと配送代が増えるので大した金額差にしかならないですが、本当の狙いは別です。
- 箱が写っているだけで状態が良く見える(「ちゃんと扱っている人」という良い印象に)
- フリマサイトで購入する人は、また「売る」ことも考えているので、箱ありにこだわっている
金額を上げるためというより、「より売りやすくするため」に利用します。
付属品は「悩んだ時の決め手」になる
ケーブル、充電器、イヤホンなどは1つに付き+500円くらいになります。
iPhoneなどはライバルも多いので、箱と同じように「ある」ことで差別化できます。

3. バッテリー状態を記載する
電池の持ち具合は良くある質問の1つですね。
「電池の持ちは良いです」と書いても主観すぎますし、参考になりません(そしてクレームにも繋がります)。
設定 > バッテリー > バッテリーの状態 で調べることができるので、必ず記載してください。
使い方にもよりますが、1年くらいで90〜95%くらい、2年使うと80〜90%となります。
あくまで筆者の感覚ですが、良い金額で売ろうとするなら「90%以上」は必要です。
100%から99%へは2〜4ヶ月かかるのですが、そこからの減りが早い印象です。
バッテリーの「%」で受ける印象
- 95%くらいまでは「問題ないな」
- 90%だと「新品の時に比べたら減りが早くなったな」
- 80%前半だと「減りが気になる…」
4. ネットワーク利用制限を◯にしておく
表示内容は以下の通りですが、「◯」以外は正直売りづらいです。
- 「〇」:ネットワークを問題なく使用可能
- 「▲」:今後、利用制限対象になる可能性がある(分割が残っている状態など)
- 「✕」:ネットワークが使えない
- 「-」:SIMフリーで、ネットワーク制限状態とは関係のない端末
※SIMフリー版はネットワーク制限対象外のため「ー(ハイフン)」になりますが、まれにキャリアで購入したSIMフリー版の場合「▲」と出ることがあるので、その場合はキャリアにご確認ください。
「支払いがまだ2ヶ月残っていますが、最後まで責任を持って払うのでご安心ください」と書いても、購入者からするとなんの保証にもならないからです。
分割払い中であれば、支払いが終わった後にするか、残債をまとめて支払って「◯」の状態にしましょう。
ネットワーク利用制限の調べ方については、以下の「IMEI」パートでご紹介します。

5. ネットワーク利用制限を調べるための「IMEI」を明記する
端末識別番号であるIMEIを使って、ネットワーク利用制限をチェックすることができます。
設定 > 一般 > 情報 > IMEI で調べることができますので、必ず載せましょう。
IMEIを下記サイトに入力すると、ネットワーク利用制限の状況がわかります。
ちなみに標準の電話アプリで「*#06#」と入力すると、同じようにIMEIを確認できます。
iOS / Androidどちらにも対応し、SIMがなくても(通話できない状態でも)利用可能です。

6. SIMロックを解除する
どのキャリアでも使えるように、必ずSIMロックを解除しておきましょう。
キャリアで購入したスマホのSIMロック解除は、電話や店頭では手数料3,300円(税込)かかりますが、web上で行うと無料です。
各社のSIMロック解除について
SIMロックを解除すれば、iPhoneであれば基本的にどのキャリアのSIMでも使えるようになります。
※一部昔の機種の中には格安SIMに対応していないものもあります。
参考:各社の動作チェック

7. 使用期間を明記する
買い手はバッテリーの持ち具合と使用感を気にしています。
1年程度、半年程度、1ヶ月だけなどざっくりで大丈夫ですので記載しておきましょう。
バッテリーに関しては「3. バッテリー状況を記載する」 で伝わると思いますが、必ずと言っていいほど「試用期間を教えてください」と質問がきます。


8. スマホカバーと保護フィルムの有無を記載する
「キレイに使っていたので美品です」などは主観すぎて参考になりません。
- 「常にカバーを付けていたので、外観に目立つ傷はありません」
- 「買ってすぐガラスフィルムを付けていたので、ディスプライはきれいです」
といえば説得力が増します。
もちろん本体はキレイな方がいいので、売ることが前提であればケースと保護フィルムは常に付けておくことをオススメします。

9. フリマアプリ内のカメラ機能を使って写真を撮る
スマホの標準カメラで撮影し、その写真をフリマアプリ上から登録すると画像が粗くなりませんか?
スマホなどの高額商品の場合、傷などしっかり確認したいはずなので画像が粗いのは大問題です。
そこでオススメなのが、フリマアプリ内のカメラ機能を使うことです。

傷も含めて、写真は多めに登録する
写真は限度枚数まで載せてください。
クレーム防止にもなりますので、スレ傷なども隠さず必ず撮ってください。

10. 最新機種が出るタイミングから出品時期をズラす
iPhoneは毎年9月〜10月に発表→発売されることが多いので、そのタイミングは供給過多となり値段が下がる傾向があります。
できればその時期をズラすと良いでしょう。逆に買う場合はこのタイミングがベストと言えます。


フリマアプリの活用で、定期的な買い替えも可能に
例えば「iPhone 12 Pro Max 512GB」となると、165,880円(税込)とかなりの高額となります。
そんな時はフリマアプリを活用してください。1〜2年毎の買い替えも可能になります。
その際はぜひ今回のポイントを参考にしていただけると嬉しいです。
スマホを売る際のおすすめの「商品紹介文」と「値段交渉テク」も紹介しています。
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